英名	Topaz
和名	黄玉(おうぎょく)
主な産地	ブラジル、メキシコ、パキスタン、ロシアなど
モース硬度	8
比重	3.5～3.57
色	透明、薄水色～青色、黄色～オレンジ色、薄茶色、ピンク色など

トパーズとは

トパーズは11月の誕生石で、世界中で古くから装飾品として愛用されてきました。
大昔、トパーズは黄色い石全般を指す言葉だったとされ、サンスクリット語で火という意味の「トパズ」が由来になった説やギリシャ語で探し求めるという意味の「トパゾス」が由来になった説などがあります。

和名でも黄玉（おうぎょく）と呼ばれるように黄色いイメージの強い石ですが、トパーズは元々無色透明な石で黄色以外にも青色やピンクなどの幅広いカラーバリエーションが存在します。
多くのカラーバリエーションの中でもピンクがかったオレンジ色のトパーズは「インペリアルトパーズ」と呼ばれ、ピンク色が濃いものほど価値が高いとされています。
また、トパーズは光や熱で色が変化しやすい性質を持っているため、熱処理によって色彩を変化させたトパーズも少なくないようです。

主な産地はブラジルやメキシコ、パキスタン、ロシアなどですが、日本でも岐阜県を始めとする各地で産出されていました。

トパーズは夢を叶えてくれる石といわれ、自分にとって必要な物や人とめぐり合わせてくれるとされています。
また洞察力と直観力を高め物事を見極める力をつけることで、マイナスの考えやネガティブな感情を取り除き前向きに進めるように導いてくれるとされています。

トパーズは非常に硬度が高い石ですが、一方向に割れやすいへき開性を持っていますので強い衝撃を与えないように注意しましょう。
また長時間光に当てると退色するおそれがありますので、日光浴での浄化は避け、暗所での保管をおすすめします。