パワーストーンの豆知識を仕入れませんか？

黒水晶（モリオン）

黒水晶（モリオン）ってどんなもの？

無色透明の水晶に比べて魔除けの力が強いといわれる黒水晶。黒水晶はその強力なパワーとクールで美しい佇まいが魅力のパワーストーンです。古来より大切に扱われ今もなお高い人気を誇っていますが、黒水晶は年々産出量が減少し現在では希少石に分類されます。
落ち着いたモノトーンカラーでインテリアとしてどんな空間にも合わせやすいだけでなく、ファッションとしても老若男女問わずオシャレに取り入れられる黒水晶。今回はそんな魅力満載の黒水晶を詳しく解説していきます。

黒水晶（モリオン）のデータ

英名	Morion
和名	黒水晶
主な産地	ブラジル、中国、ロシアなど
モース硬度	7
比重	2.65
色	黒

黒水晶（モリオン）とは

黒水晶は邪気払いの石として世界各地で様々な儀式に用いられてきました。黒水晶はイギリス、スコットランド地方のケアンゴームから産出されたのが始まりで、黒褐色の水晶はまとめてその産地名である「ケアンゴーム」と呼ばれていましたが、スペイン語で黒人を意味する「moros」が由来となり現在の「モリオン」という名前になりました。黒水晶は長い年月をかけて無色透明の水晶が黒色に変化したものです。はっきりとした決まりはありませんが一般的には色味が薄く透明度のあるものは煙水晶（スモーキークォーツ）、限りなく黒色に近いものは黒水晶（モリオン）、その中間のものはケアンゴームとして区別されます。
漆黒に近い良質な黒水晶が豊富に採掘されたブラジルやチベットでは、現在枯渇状態で採掘が困難になっています。そこで今注目を集めているのが中国山東省産の黒水晶です。山東省産黒水晶はツヤツヤとした質感でどっしりとしたポイントを持ったものが多く、白色や緑色などの鉱物が付着した自然の息吹を感じる見た目が特徴です。このほかにも主要な産地としてロシアがありますが、ロシア産の黒水晶はほかの産地の黒水晶と比べてやわらかな雰囲気の黒色をしている特徴があります。

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黒水晶はどうして黒くなったの？

黒水晶は水晶が長い期間地中にあることで、水晶に含まれるアルミニウムと自然界に微量に存在する放射線が化学反応を起こし黒色に変化するといわれています。煙水晶と黒水晶は同じ過程のなかで採掘されるタイミングが違うだけで鉱石としては全く同じものです。ただ、光を通さないほどの（厳密には水晶が変色したものなので多少の透明度はあります）黒色に変化するには長い年月を要することから煙水晶に比べて黒水晶は産出量が少なく、希少性が高いとされています。

黒い石の持つパワー

光を吸収する黒色の特性のように、黒いパワーストーンはエネルギーを吸収する力が強くどの石においても魔除けや邪気払いの効果が高いといわれています。ただし言い方を変えると黒いパワーストーンはマイナスのエネルギーも溜め込みやすいということでもあるので、普段からこまめな浄化が必要なことを覚えておきましょう。
また、黒色のパワーストーンは何色にも染まらないことから決意を固めて目標や夢に向かって邁進していくポジティブな思考力と行動力を与えてくれるといわれています。トラブル回避などお守りとしての効果を持ち合わせている石が多いので、ここ一番の勝負所にも心強いサポートが得られそうです。
黒水晶はそのなかでも特に浄化と邪気払い・魔除けの効果が高いとされています。その効果はパワーストーンのなかでもNo.1といわれるほど。部屋の四隅に黒水晶のクラスターやさざれを置くことで悪い運気をはね除ける強力な結界をつくりだすといわれています。良くないことが続くな…というときにはぜひ試してみてください。幸運をもたらすというよりはトラブルや誘惑から持ち主を守るという意味合いが強い石なので、アクセサリーとして常に身に着けておくこともオススメです。