パワーストーンの豆知識を仕入れませんか?
エメラルド(翠玉)
エメラルドってどんなもの?
5月の誕生石として知られるエメラルドは世界四大宝石の一つとして知られています。
石や宝石に関する知識が少ない人でも、世界四大宝石のダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの名前と色味は容易に想像できるのではないでしょうか。
石の歴史としては紀元前1650年のエジプト砂漠で発見されたのが最初のエメラルドのと言われています。
エメラルドを語る上でとても有名なエピソードの一つとなりますが、絶世の美女クレオパトラですらもこの石に魅せられ、自分の鉱山を持ってしまったという逸話が残っている程に美しい石です。
エメラルドのデータ
エメラルドとは
エメラルドはベリル(緑柱石)の一種です。
ベリルグループの中でも強いグリーンの色合いを持っているのが特徴です。
花崗岩(かこうがん)やペグマタイトの岩の中で形成され、クロムやバナジウムの原子が加わったために緑色に発色したものです。
エメラルドと言えばその名が示す通り、エメラルドグリーンのカラーを想像しますが、半透明のミルキーグリーンから、宝石室な透き通った濃いグリーンまで色合いはさまざまです。
濃い緑色のエメラルドが最上級とされていますが、上記の通りミルキーグリーンの色合いはエメラルドのカラー定義からは少し離れてしまうため、緑の発色が薄いものはあえて「グリーンベリル」と呼び分けられる事があります。
「エメラルド」と「グリーンベリル」では市場価値が異なるのであえて呼び分けるのは必然なのかもしれませんね。
エメラルドは4000年前にはエジプトで採掘されていました。
現代においてはブラジル、コロンビア、ロシア、パキスタン、南アフリカが主な産地です。
なお、共生(内包)する鉱物から原産地を見分ける事ができます。
カルサイトかパイライトを内包する石はブラジル産、雲母を含むものはロシア産かアフリカ産と見分けます。
名称の由来はサンスクリット語の「スマラカタ」、ギリシャ語の「スマクラグドス」、ラテン語の「スマラルダス」と変化が続き、古代フランス語で「エスメラルド」と呼ばれていた名前が最終的にエメラルドとなったとされています。
エメラルドはもともと無数の傷やインクルージョンを内包している石です。
この傷がある事が天然物のエメラルドの証とも言えますが、やはり傷が少ない状態の方が価値が高まります。
このように品質の高い透明な石は希少で、高品質な石は宝石として扱われます。
エメラルドにおいては傷がある事が当然となりますので、かなりの傷があっても宝石として扱う事が可能な種類の石です。
なお、カット処理されたエメラルドは人造物が広く出回っていますので注意が必要となります。
また、エメラルドは紫外線や水分などが退色の原因となる場合がありますのでお取り扱いには十分にご注意下さい。
エメラルドのヒーリング効果
エメラルドは古くから眼病治療に効果があるとされてきました。
また、肝臓病や食中毒、毒虫の刺し傷の治療薬としても用いられていたようです。
このように体調面と精神面の両方への効果があります。
・心臓と胃を強化する。
・恐れと不安を和らげ精神力を強化します
・誠実さを助長します
・友情、愛情を強めます
・悪い運気から身を守ります
・人間関係を豊かにします
外観の美しさのみではなく、すばらしい効果が期待される石ですので、やはりその人気の程が伺えますね
エメラルドはこんな時におすすめ
エメラルドは幸運や幸福を呼び込み、危機を乗り越え成功できるように導いてくれるとされていますので、何かに挑戦するタイミングで身に着けると良いでしょう。
また、エメラルドは愛の力がとても強いので、恋を成就させて幸せな結婚へ導くとされています。
愛情あふれる関係をもたらすとされていますので、恋愛のみならず対人関係を良くしたい場合にはお守りとしてもいいでしょう。