アンバー(琥珀)

アンバーってどんなもの?

アンバーってどんなもの?

アンバーは松や杉などの樹液が長い年月をかけて化石化したものです。
和名では琥珀(こはく)と呼ばれており、こちらの名前で馴染み深い人も多いかもしれませんね。
生命力や活力を高める非常にポジティブなエネルギーを持つとされ、健康長寿や幸福を願うお守りとして古くから人々に愛されてきました。
神秘的で温かい色合いも相まって、現在もアンバーは高い人気を誇っています。

アンバーのデータ

アンバー
英名 Amber
和名 琥珀(こはく)
主な産地 ロシア、ドイツ、ドミニカ共和国など
モース硬度 2~2.5
比重 1.05~1.10
黄色~褐色・帯淡緑黄色・濃青色

アンバーとは

アンバーはとても歴史の古い石で、3000万年以上前の松やスギなど松柏類の樹液が長い年月をかけて地中で化石化したものです。
日本では北海道の柏台遺跡からおよそ2万年前の世界最古のものと思われるアンバーの玉が発見され、太古から装飾品などに用いられていたと考えられています。

語源はアラビア語で竜涎香(りゅうぜんこう)を意味する「anbar」から転じてアンバーになったといわれています。竜涎香とは高価な香料であるマッコウクジラの結石で、燃やすとアンバーに似た良い香りがするそうです。
アンバーの和名である琥珀(こはく)はもともと「虎魄」と書き、大昔中国ではアンバーは虎の魂が土の中で石となったものだと考えられていました。

海に流れ出たアンバーが沿岸で発見されることも多く、沿岸で産出された物はシーアンバー(海琥珀)、山で産出されたものはピットアンバー(山琥珀)と呼ばれます。

主要な産地としてロシアやドイツなどがあげられますが、ドミニカ共和国やインドネシアで産出されるものは品質が高いとされ、特にブルーアンバーは希少性が高く価格が高騰してきています。
ブルーアンバーは太陽や蛍光灯の光に反応して琥珀色からブルーやグリーンなどに変わります。なぜこのように色合いが変化するのかは現在も解明されておらず、その美しさはまさに神秘そのもの。多くの人々が魅了され続けてきたのも頷けます。

アンバーの硬度は2~2.5ととても柔らかい部類に属します。衝撃や擦れで割れたり傷がつく場合がありますので、取り扱いには十分注意しましょう。また、熱や水分にも弱いので流水での浄化は避け、直射日光に当たる場所に長時間置かないようにしてください。


アンバー

アンバーのヒーリング効果

アンバーは生命力や魂を宿す再生の石として古来から考えられてきました。
病魔をはね除け健康と長寿、安産をもたらすとされており、アンバーは現在も贈り物やお守りとして世界中で愛用されています。
明るくポジティブなエネルギーを循環させる効果を持ち、人間関係や自意識にプラスのパワーもたらすとされています。

具体的には、

・自己肯定感を高める
・人間関係を円滑にする
・イライラを静める
・やる気と行動力を高める

などがあります。

身体においては特に喉を守る石とされ、喘息や炎症など呼吸器系の病気によいと いわれています。
また、世界には内分泌系の働きを助けるため流産防止のおまじないなどにアンバーを用いる地域もあるようです。


アンバーはこんな時におすすめ

心身の不調が続くという方には精神的にも身体的にもプラスのエネルギーをもたらしてくれるので、疲れた体と摩耗した精神を癒してやる気を引き上げてくれます。
また健康や安産を願う大切な人へのプレゼントにもおすすめです。

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