英名	Petrified wood
和名	木化石（ぼっかせき）
主な産地	アメリカ、ブラジル、アルゼンチンなど
モース硬度	7
色	白色～ベージュ～茶色、黄色、灰色～黒色、赤、緑、青など

木化石とは

木化石は古代の木々が倒木や火山の噴火などによって地中に埋もれ、クォーツ（珪酸化鉱物）が樹木の幹や根に浸透し化石化したものです。
英名である「ペトリファイドウッド（Petrified wood）」以外にも様々な呼び名が存在し、「珪化木（けいかぼく）」「シリシファイドウッド（Silicifide wood）」「フォッシルウッド（Fossil wood）」などの名でも呼ばれます。

木化石は長い年月をかけて形成され、現在発見されているものは数千万年前から古いもので2億年以上も前の樹木が化石化したものだといわれています。
ゆっくりと化石化するために木の組織を残したまま化石となるのが特徴で、木目がはっきりしていて木の状態に近いものがより高品質な木化石とされています。
また、木本来の種類や特徴、化石化する間の環境によって白～茶色や黒色だけでなく赤色や緑色、青色のものなど多彩な色合いや模様を楽しめます。ナチュラルやシックなだけではないのも木化石の魅力のひとつでしょう。

主な産地はアメリカ、ブラジル、アルゼンチンですが、木化石は世界中で産出されており、日本では兵庫県の神戸層群で多く産出されていました。
また、岩手県一戸町にある根反（ねそり）の大珪化木は国の特別天然記念物にも指定されています。

同じ木の化石でも樹木が海底で炭化し化石となったものは「ジェット」と呼ばれます。独特の光沢を持った黒色が特徴で、漆黒の宝石とも評されます。このジェットはイギリスのヴィクトリア女王が愛用した宝石としても有名です。

木化石は珪化により硬度が7と十分な硬さを持っています。浄化においても苦手とするものがないので、お好きな浄化方法でこまめにケアをするようにしましょう。