英名	Tiffany stone
和名	ティファニーストーン
主な産地	アメリカ
モース硬度	4～6.5
比重	3～3.25
色	青紫～薄ピンク、白、茶色、黒、など

ティファニーストーンとは

ティファニーストーンは、アメリカのユタ州でのみ産出され、紫色、白、淡いピンクなどの色が混ざり合った模様が特徴的な石です。

フローライトをはじめとするカルセドニー、ベリル、ロードナイトなどの複数の鉱物が混ざった混合石で、鉱物の成分を含む地下水が火山の熱によって循環と沈殿を繰り返しオパール化することで生成されると考えられています。
このようなことからティファニーストーンは｢オパライズド・フローライト｣という別名でも知られています。

ティファニーストーンという名前は、ティファニー社の創業者の子息ルイス・カムフォート・ティファニー氏の作品であるステンドグラスと模様が似ていたことから名付けられたと言われています。
抽象画のような個性溢れる模様が特徴で、構成する成分によって様々な色合いをみせてくれます。
このように温かみのある絵画のような模様から、ティファニーストーンはインスピレーションや想像力の刺激となり、感性を磨く手助けをする石とされています。

ティファニーストーンは硬度が4～6.5とあまり高くないので、衝撃などを与えないように取り扱いの際には十分注意しましょう。