英名	metamorphosis
和名	陰陽石(おんようせき)
主な産地	ブラジル
モース硬度	7
比重	2.65
色	乳白色、薄ピンク色、黄色、黒色など

メタモルフォーゼスとは

ブラジルのミナスジェライス州ディアマンティーナにある鉱山でのみ産出される水晶の一種です。
メタモルフォーゼスは謎の多い水晶で、一般的な水晶が結晶として産出されるのに対しメタモルフォーゼスは塊状で産出され、ミルキークォーツのような乳白色をしています。

加工することで色合いが変化していく様子から、世界的に有名なクリスタルヒーラーのメロディ女史によって「変容・変革・変化」の意味を持つメタモルフォーゼス（メタモルフォシス）と名付けられました。

メタモルフォーゼスはガンマ線を照射することでブラックダイヤモンドのような漆黒に変化し、さらに黒色になったものを300度で加熱するとグリーンゴールドに色合いが変化します。
このグリーンゴールドに変化したメタモルフォーゼスは黄金という意味の「Oro」と緑という意味の「Verde」を合わせて「オウロベルデクォーツ」と呼ばれます。

また取り込んだ不純物の影響で元々の色合いがピンク色をしたメタモルフォーゼスも存在し、ピンク色のメタモルフォーゼスはさらに希少性が高く「ピンク・メルモ」と呼ばれ愛好家の間で人気を博しています。

メタモルフォーゼスはその特殊な性質から良い変化をもたらす効果があるとされています。
自分を客観視できる冷静な思考力と一歩を踏み出す決断力・勇気を与え、新しい自分に生まれ変わるためのサポートをしてくれるといわれています。