翡翠はエメラルドと同じ5月の誕生石です。
日本での歴史は古く、縄文時代から勾玉などに使用され宝石文化のさきがけとなる石であったといわれています。
徳を高めて「成功と繁栄」をもたらす石とされ、東洋だけでなく世界各地の民族からもお守りとして愛好されてきました。翡翠は持ち主の人徳を高め、成功と繁栄へと導くといわれています。
翡翠は縄文時代に日本の宝石文化のさきがけとなり、2016年には国石にも指定された日本と縁の深い天然石です。
鉱物学的には翡翠は硬度によって硬いものは「ジェダイト(硬玉)」、軟らかいものは「ネフライト(軟玉)」に区別されます。
宝石としてはネフライト(軟玉)よりもジェダイト(硬玉)のほうが価値が高いとされ、翡翠はジェダイト(硬玉)を指すことが多く「本翡翠」とも呼ばれます。
日本の新潟県糸魚川周辺で産出される翡翠は、石質も色合いも良質であるため「糸魚川翡翠」としてブランド化され、世界的にも高く評価されています。
そして糸魚川翡翠は約5億年も昔に形成された世界最古の翡翠だといわれており、昭和30年3月には国の重要文化財(天然記念物)にも指定されました。
翡翠本来の色は白色で、内包する成分によって緑色、青色、薄紫色、黒色、赤色など様々な色が存在します。
その中でもエメラルドグリーンの透明感のある鮮やかな緑色をしたものは「ろうかん」「インペリアルジェイド」と呼ばれ翡翠の中で最も価値が高いとされています。
翡翠は「かわせみ」とも読み、水辺の鳥カワセミの羽根の色合いに似ていたことが語源になったといわれています。
カワセミは望みを叶える吉鳥とされていたことから、翡翠も神聖なパワーを秘めた石だと考えられ護符やお守りなどに用いられてきました。
中国では翡翠を「玉(ぎょく)」と呼び、仁・義・礼・智・信の五徳を備えた王を象徴する石として珍重に扱われてきたといわれています。
このことから翡翠は持ち主の人徳を高めて成功と繁栄へと導くとされ、自己実現や目標達成の気運を高めるといわれています。
・精神的な成長を促し人徳を高める
・忍耐力を高める
・冷静な思考力と洞察力をもたらす
・仕事運を高める
・リーダーシップを発揮する
・トラブル回避
・癒し効果
忍耐力と思考力を養って冷静な判断をすることができるようになるとされているので、事業で成功を収めたい方やリーダーシップを発揮したい立場にいる方に特におすすめです。
また潜在能力を引き出し目標達成するサポートやトラブル回避の効果もあるので、お守りとしても優秀な石であるといえます。