英名	Charoite
和名	チャロ石
主な産地	ロシア
モース硬度	4.6～6
比重	2.5～2.6
色	紫、白、茶色～黒、など

チャロアイトとは

チャロアイトは1949年に発見され、その後1978年にロシアの女性鉱物学者ベーラ・ロゴワの研究によって新しい鉱物だと判明した比較的歴史の新しい天然石です。
ロシア連邦サハ共和国のチャロ川流域にあるムルン山塊のみでしか産出されないため希少性が高く、人気の高さからも年々価格が上昇してきています。

チャロアイトは紫色をベースとした神秘的なマーブル模様が特徴で、発見当時からその美しさで多くの人々を魅了してきました。
このことから名前の由来は最初に発見されたロシアのチャロ川流域が語源になったという説のほかにも、ロシア語の「魅惑する」という意味を持つcharoから名付けられたという二つの説があるようです。

チャロアイトはマイクロクリン、エジリン、ティクナクサイトやその他不純物が混ざり合うことで形成され、紫色が濃く白色と黒色のバランスが取れた美しいマーブル模様を持つものがより価値が高いとされています。

また、チャロアイトと似たものに「エンジェルシリカ」があります。
エンジェルシリカはチャロアイトにクォーツ（水晶）が混ざったものの流通名で、水晶に紫色を絵の具を溶かしたような優しい色合いから、近年人気が高まってきています。

チャロアイトはラリマー、スギライトに並ぶ世界三大ヒーリングストーンのひとつに数えられ、強力な癒しと浄化のパワーを持つとされています。
特に不安や緊張、恐怖心などからくる不安定な精神状態を落ち着かせ、心身の毒素を浄化する働きがあるとされています。
また、チャロアイトは持ち主の人徳を高めて人間関係でのトラブルを防ぐと言われており、魔除けやトラブル回避のお守りとしても効果を発揮してくれます。